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導入教材 〜メイン教材編〜

はじめてのピアノのレッスン💕

どんな曲が弾けるようになるのか楽しみですね!

 

はじめて手にする楽譜は、大人になっても案外記憶に残っているものです。

当教室では、そんな楽譜との出会いも大切にしたいと思っています。

 

初歩の段階では、

①メインの導入教材、②テクニック教材、③ソルフェージュ教材、④音楽ドリルの計4種類を基本に進めています。

 

今回は、私がよく使用するメインの導入教材を紹介します。

 


アルフレッド ピアノライブラリー            全音楽譜出版社

 

黒鍵の二つと三つの鍵盤から学び、始めのうちは五線譜がなく指番号だけで進みます。

幼児期のお子さんの中には一度にたくさんの情報があると混乱してしまう子もいますが、この教材ではまず指番号に慣れるところから始まるので、無理なくステップアップを望めます。

音程や和声についても順を追って書かれていて、音楽理論もレベルに沿って学習できます。

導入コースと基礎コースがあり、中級程度まで進めます。


ピアノ弾けるよ!ジュニア 1〜3           ドレミ楽譜出版社

 

童謡や有名な曲など、馴染みのある曲が入っているので、子どもに人気があります。

黒鍵の位置を把握した後、中央のドから左右に音域を広げていくので、左手も早い段階から習得できます。

1巻は伴奏譜がついていて、連弾も楽しいです。

ジュニア終了後は同じシリーズの「ピアノ弾けるよシニア 1〜3」へ進めます。

 


オルガン・ピアノの本 1〜4               ヤマハ出版社

 

昔から使われている定番の教本です。2015年に新版が改訂され、さらに充実した内容になりました。

中央のドから音域を左右に広げていきます。

拍子・リズム・調性・音楽記号などがバランスよく書かれています。併用のワークはセンスの良い内容が多く、レッスンで取り入れることもあります。

 


トンプソン 小さな手のためのピアノ教本        全音楽譜出版社

 

この教本も中央のドから左右に音域を広げていきます。曲に応じて弾く音やリズムパターンを事前に確認できます。

早い段階でフレーズ(音楽用語)の記述があり、音楽についての説明も丁寧に書かれているので、小さなうちから表現力を自然に育めるのではと考えています。

私も幼少の頃、メトードローズ、バイエルと併用して使いました。曲に添えられたお話を読んで、物語を想像するのが楽しかった記憶があります。

導入書と5巻の教本から成り立っています。

 


 

今回ご紹介した教材以外のものを使うこともあります。

3歳以下のお子さんにはもう少しやさしい教本をおすすめすることも多いです。

生徒さんの様子をみて、途中から他の教材を提案したり、バイエルの下巻やブルグミュラーを併用することもあります。

 

みなさんにとって、楽譜との出会いが実りあるものになりますように☺️