良い音楽にたくさん触れよう

ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか✨

当教室も連休中はお休みでしたが、また今週末から再開します。

 

レッスンがお休みの週は、練習も少しサボりがちな方もいらっしゃるのではないかな...と思います。

 

そんな時は音楽を聴いたり、可能であればぜひコンサートへ出かけてみてください♪

 

ピアノを弾くという行為は、

 

「楽譜を読む」→「出したい音を想像する」→「弾く」→「弾いた音を聴く」

 

の繰り返しが基本ですが、出したい音をイメージしたり、音を聴くことまで意識が向かない方が多いと感じます。

 

初歩の段階では譜読みに精一杯で、音を読んでイメージしたり、聴いたりといったことまで気が回らないことが多いですし、ある程度弾けるレベルになっても、特に新しく取り組む曲は弾くことに追われて、耳がおろそかになりがちです。

 

私も学生の頃は「音をよく聴くように」と散々注意されました。留学時代では、声部ごとにいつも異なる音色で弾くことをたくさん教わりました。

今でも、一音一音に集中して、ゆっくりの速さで弾く練習を大切にしています。

 

生徒さんには、

自分の演奏している曲の音源を探して聴いてみたり、

演奏会で本物の音を聴く体験をぜひしていただきたいです💕

 

 

ピアノの音は全部同じように感じられるかもしれませんが、注意深く聴いてみると、たくさんの音色に変化します。

演奏者によって音色が変わりますし、曲想によっても色々な音に変化します。

 

 たとえば、、

 

光が差すような明るいキラキラとした音

 

温もりを感じられる深くてやわらかい音

 

静けさの中で水面に水が滴る音

 

 

こんな表現を引き出す手がかりの一つとしても、多くの良い音楽に出会うことはとても有効です。

 

練習する時間だけでなく、音楽を聴くゆとりを持ち、美しい音楽に感動する心や感性を育んでもらえたら...と思います。

 

素晴らしい音楽を体感した後は、出してみたい音をイメージして音を鳴らし、耳を澄ましてみてください。

これまでとは何かが変わって聴こえてくるかもしれません (^^)


※連休中に行ったラ・フォル・ジュルネの「0歳からのコンサート」の様子。