遊びを通して、読譜力を高めよう!

最近、小さなレッスン生のみなさんに人気なグッズがこのハンコたちです。

ハンコには恐竜、パンダ、ねこなどの絵が描かれいて、色もそれぞれ異なります。

一般的なものに比べて非常に小さいので、綺麗に押すことが難しいのですが、みなさん喜んでハンコを押してくださいます。

 

お教室では、このハンコを用いて楽曲の構成・形式を学びます。

楽曲がいくつに分かれていて、フレーズがどこまで続くのかを理解することで、楽曲の全体像が掴みやすくなります。

読譜の段階から楽曲の構成をしっかりと把握しておけば、いざ暗譜をする時にも大変役立ちます。

 

 

楽曲に散りばめられた音は、作曲家のひらめきや想いだけで音を並べられたのではなく、様々な秩序をもって配列されている場合がほとんどです。

 

例えば、作文や物語を書く際に『起承転結』という型があります。

この型を用いて書くことによって、読み手に話の内容を分かりやすく伝えることができると言われています。

 

音楽においても同様に、『形式』と呼ばれる型があります。

この形式に沿って演奏されることで、聴き手も先をある程度予測することができ、安心して楽しみながら音楽を聴くことができるのではないでしょうか。

また、形式を理解することは、作曲家の意図を汲む手がかりにもなります。

 

 

子どもたちが導入期で演奏する馴染みの曲や童謡も、多くは形式に沿って作曲されています。

上の写真にある曲は、シューベルトの『子守唄』という作品を子ども用にアレンジしたものですが、2部形式〔 A(a-a')・B(b-a') 〕でできています。

 

初歩の段階から音楽形式の基本に慣れ親しむことで、ソナチネやソナタにみられるより高度な形式の楽曲へ進んだ際にも、ご自身で楽曲分析ができるように。。今からお手伝いをしています。

 

 

 

 

Poco a Pocoピアノ教室では、このような遊びを通して学びが深まるレッスンを日々展開中です♪