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幼児期前期(0〜3歳まで)の家庭環境について

こんにちは!

Poco a Pocoピアノ教室の樫田です。

ご訪問いただき、ありがとうございます♪

近年、2歳のお子さまがいらっしゃる保護者さまからのお問い合わせが増えています。
当教室では3歳のお子さまからのご入会を推奨していますが、体験レッスンでは2歳のお子さまもお受けしています💕


その際、

 

「まだピアノを弾くには早いけれど、家で今からやっておくと良いことはありますか?」

 

というご質問をいただくことがあります。

私は「日常生活に歌や手遊び歌を取り入れること」「手指を使った遊び」をおすすめしています。

 

 

 

♪日常生活に歌や手遊び歌を取り入れる

日々の行動に歌を取り入れることで、自然と音楽に親しめるようになります。
わざわざ歌の時間を設けようとしなくても、日常の行動に合わせて歌えば時短にもなります(笑)
また、歌を歌うことで自然と拍感、音感、表現力が養われますし、その後の楽器演奏にも大変役立ちます。


【おすすめの歌】
・歩いて出かける→となりのトトロの「さんぽ」,「靴が鳴る」
・家への帰り道→「夕焼け小焼け」
・手洗い→「あわあわ手洗いの歌」
・就寝前→「ゆりかごの唄」

 


手遊び歌もおすすめです。
歌に合わせて動作をつけることで、音と動きの一致を体感できます。

【おすすめの手遊び歌】
・「グーチョキパーでなにつくろう」
ピアノ演奏で習得する「右手と左手の異なる動き」の準備練習にもつながります。

・「ひげじいさん」
指を丸くする動作、親指とそれ以外の指との対立運動、手首をひねる動作など、色々な動きを獲得できます。


♪手指を使った遊び

ピアノの演奏には、1本1本の指を独立させて動かして弾くことが必要です。
指が思い通りに動かなかったり、右手と左手の違った動きが苦手だったりすると本人ももどかしさを感じやすく、せっかく始めた楽しいはずのピアノレッスンや練習を断念したくなってしまうかもしれません。


そのような事態にならないためにも、2歳前後から手指を使った遊びをたくさん行うことをおすすめします。

 

手指は「第2の脳」とも呼ばれていますので、手指を使うことは脳の発達にも良い影響があります。

 

【おすすめの遊び】

 

・はさみ切り

手や手首の調整力を養います。

※まずは1cm幅の硬めの紙を切ることから始め、慣れてきたら連続して切れるように徐々に紙の幅を広くします。

 

・シール貼り

つまむことで、指先の調整力を養います。

※まずは大きいサイズのシールを選んでください。貼ることに慣れたら、シールのサイズを徐々に小さくします。

 

・お絵描き

クレヨンを握って描くことで握る力がついてきます。

※最初は太くて握りやすいものをおすすめします。慣れてきたら徐々に細いものに替えても良いと思います。

我が家は幼児教室でも使う「Ponky」を愛用中です!折れにくくて握りやすい✨

 

・水筒や瓶のフタをひねる

ひねる動作の獲得。ピアノの演奏でも手首を柔軟に使えるように。

※フタのついた入れ物に小さなおもちゃを入れて、取り出すのも良いかもしれません。お子さまが興味を抱けば何度でもできる遊びになります。

 

・折り紙

指先の器用さを育てます。

※まずは半分に折ることから。「両手を使う」ということも学べる良い遊びだと思います。

 

・ボール投げ

掴む、投げる動作で手・腕・体を上手く使えるように。

※小さいものから大きいものまで、色々な大きさのボールを投げるのもおすすめです。

 

 

 

上記はあくまで個人的見解です。それぞれの遊びにはこの他にも様々な効果があると思います。

我が家にも3歳の息子がいますので、日々実践中です!

 

たくさん書いてしまいましたが、お子さまが嫌がることは無理強いせず、親子で楽しくできることをご家庭で是非取り入れてみてください😊